2022/09/30
9月28日の日刊自動車新聞にARTSの記事が掲載されました!
連載「おじゃまします 整備工場<カードクター>」 ARTS大阪
ボルボ正規ディーラーと中古車買取店のユーポスを運営するロードカー(柏原隆宏社長、大阪市西区)。第3のビジネスとして昨年9月にARTS(アーツ)大阪を子会社化し、車体整備事業をスタートした。同社の竹山雅章取締役は「技術職なのでクオリティーの高さにはこだわりがある」と自信を見せる。仕上がりの品質を重視してきた結果、今や修理依頼の9割以上が輸入車正規ディーラーからだ。
同社は、輸入車の板金塗装を専門に手掛ける車体整備工場だ。10年ほど前にBMWとミニが認定する「板金塗装修理工場」の資格を取得したのを皮切りに、メルセデス・ベンツやマセラティ、ボルボなど輸入車ブランドの認定を取得。鉄とアルミの取り扱いでテュフラインランドのゴールド認定を受けるなど高い技術力を持つ。
工場は2階建てで、2階で板金作業やフレーム修理といったボディー修理、1階で塗装と仕上げを行う。2階の作業場には、輸入車ブランドのコンパクトカーから大型SUVまでさまざまな車種が並ぶ。
1階は塗装ブースを2基設置するほか、下処理用ピットや塗装後の乾燥スペースを備える。使用する塗料は「輸入車の純正指定塗料として多く用いられている」という理由から、R-Mとスタンドックスの2ブランド。すべて水性塗料で施工している。竹山取締役は日本初のスタンドックス認定ペインターに選ばれ、同社も「スタンドックスマイスター工場」に選ばれている。
同社は、以前から輸入車だけを手掛けていた訳ではない。契機となったのは2018年9月、台風21号が近畿地区を直撃して車体整備需要が急増したことだ。同社も多忙になったことから輸入車専門の車体整備工場へと舵を切り、その際に塗料もすべて水性に切り替えた。その結果、1台当たりの単価が向上して収益が改善。作業スペースにも余裕が生まれるなど良いターニングポイントとなった。
水性塗料は工程が全く異なるため「熟練の職人がなじめなかった」ほか、設備投資費用を修理代金に反映することも難しい。それでも導入に踏み切ったのは、環境負荷の軽減や従業員の健康を考えたからだ。
品質へのこだわりは塗装だけではない。板金やフレーム修理も「表面的に修理するのではなく、輸入車本来の品質の良さや安全性能を崩さないように」と強調する。禁煙は高張力鋼板(ハイテン材)や強化プラスチックをボディー骨格やパネルに採用する車種が増えている。このため「修理情報に従って元の状態に再現できるよう技術者をトレーニングに参加させている」と明かす。
ロードカーの柏原社長は、アーツ大阪を子会社化した理由を「適正な修理を顧客に提供していきたい」と明かす。ボルボ車には全車種に先進安全装置が搭載されている。運行補助装置のエーミング作業を含む高度な車体整備のノウハウ蓄積は急務で「会社として車体整備について理解しユーザーにメリットをもたらしたい」と話す。
柏原社長は今後の目標を「月間入庫台数を100台に増やすこと」とする。加えて「サービスの収益性を高めたい」とし、新車に施工する高付加価値型のボディーコーティングメニューなども取り扱う。竹山取締役は「車体整備事業者の強みを生かしていきたい」と、さらなる業容拡大に意気込みをのぞかせた。(大谷 学)
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良い品質、良いサービスを心掛け、日々変わりゆく自動車修理の技術を修得していく努力を続けていきます!
第三者監査機関TUV Rheinlandの監査でRM、STANDOXの2社ともTUF認定ペインターを取得しているのは現在日本でARTSのペインター1人だけなのです。
右下の証明書もクリックにてご覧ください。
TUV鈑金塗装工場ゴールド認証書 >
AXALTA(SYANDOX)TUV認定ペインター証明書 >
BASF(RM)TUV認定ぺインター証明書 >
9月28日の日刊自動車新聞にARTSの記事が掲載されました!
連載「おじゃまします 整備工場<カードクター>」
ARTS大阪
ボルボ正規ディーラーと中古車買取店のユーポスを運営するロードカー(柏原隆宏社長、大阪市西区)。第3のビジネスとして昨年9月にARTS(アーツ)大阪を子会社化し、車体整備事業をスタートした。同社の竹山雅章取締役は「技術職なのでクオリティーの高さにはこだわりがある」と自信を見せる。仕上がりの品質を重視してきた結果、今や修理依頼の9割以上が輸入車正規ディーラーからだ。
同社は、輸入車の板金塗装を専門に手掛ける車体整備工場だ。10年ほど前にBMWとミニが認定する「板金塗装修理工場」の資格を取得したのを皮切りに、メルセデス・ベンツやマセラティ、ボルボなど輸入車ブランドの認定を取得。鉄とアルミの取り扱いでテュフラインランドのゴールド認定を受けるなど高い技術力を持つ。
工場は2階建てで、2階で板金作業やフレーム修理といったボディー修理、1階で塗装と仕上げを行う。2階の作業場には、輸入車ブランドのコンパクトカーから大型SUVまでさまざまな車種が並ぶ。
1階は塗装ブースを2基設置するほか、下処理用ピットや塗装後の乾燥スペースを備える。使用する塗料は「輸入車の純正指定塗料として多く用いられている」という理由から、R-Mとスタンドックスの2ブランド。すべて水性塗料で施工している。竹山取締役は日本初のスタンドックス認定ペインターに選ばれ、同社も「スタンドックスマイスター工場」に選ばれている。
同社は、以前から輸入車だけを手掛けていた訳ではない。契機となったのは2018年9月、台風21号が近畿地区を直撃して車体整備需要が急増したことだ。同社も多忙になったことから輸入車専門の車体整備工場へと舵を切り、その際に塗料もすべて水性に切り替えた。その結果、1台当たりの単価が向上して収益が改善。作業スペースにも余裕が生まれるなど良いターニングポイントとなった。
水性塗料は工程が全く異なるため「熟練の職人がなじめなかった」ほか、設備投資費用を修理代金に反映することも難しい。それでも導入に踏み切ったのは、環境負荷の軽減や従業員の健康を考えたからだ。
品質へのこだわりは塗装だけではない。板金やフレーム修理も「表面的に修理するのではなく、輸入車本来の品質の良さや安全性能を崩さないように」と強調する。禁煙は高張力鋼板(ハイテン材)や強化プラスチックをボディー骨格やパネルに採用する車種が増えている。このため「修理情報に従って元の状態に再現できるよう技術者をトレーニングに参加させている」と明かす。
ロードカーの柏原社長は、アーツ大阪を子会社化した理由を「適正な修理を顧客に提供していきたい」と明かす。ボルボ車には全車種に先進安全装置が搭載されている。運行補助装置のエーミング作業を含む高度な車体整備のノウハウ蓄積は急務で「会社として車体整備について理解しユーザーにメリットをもたらしたい」と話す。
柏原社長は今後の目標を「月間入庫台数を100台に増やすこと」とする。加えて「サービスの収益性を高めたい」とし、新車に施工する高付加価値型のボディーコーティングメニューなども取り扱う。竹山取締役は「車体整備事業者の強みを生かしていきたい」と、さらなる業容拡大に意気込みをのぞかせた。(大谷 学)
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良い品質、良いサービスを心掛け、日々変わりゆく自動車修理の技術を修得していく努力を続けていきます!
第三者監査機関TUV Rheinlandの監査でRM、STANDOXの2社ともTUF認定ペインターを取得しているのは現在日本でARTSのペインター1人だけなのです。
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